オムロンの「スリーマンスマーチに挑戦!」の順位表示は、インチキしたもの勝ちとなっていて、変な方法です!

オムロン歩数計を使用してウェルネスリンクで順位を競うイベントが、いきなり2つも追加されました。

1つは既に始まっていますが、スリーマンスマーチに挑戦!という、11月4日から来年1月31日までの3か月間も順位を競うという、今までにはない長期間のイベントです。

もう1つは、つんく♂と競おう!「クツシタ記念日。」ウォーキング!というもので、つんくという芸能人がウォーキングに参加して、つんくより歩数が上位の29名に、抽選で靴下が当たるというイベントです。(29名というのは、29(つんく)に引っかけているのでしょうね。)

問題なのは、始まったばかりのスリーマンスマーチに挑戦!の方なんです。
順位表示されるのは、累計の歩数と距離の2種類なんですが、歩数の順位は、なぜか自分の順位だけしか表示されません。
1位からの順位が細かく表示されるのは、歩いた距離の方です!
このイベントの目的は明らかに歩いた累計距離を競わせることです。

どうして問題なのかと言うと、歩いた距離を算出するには、各人が歩数計に自分の情報として登録している歩幅が基になっているのです。
この歩幅は、いい加減な数字を登録できちゃうんです!
つまり順位表示じたいに、信用性なんて全く無いのです!

私はちゃんと自分の歩幅を実測して入力していますが、
実際は歩幅を30センチから120センチの間で自由に登録できます。
ということは、最大120センチで登録すると、実際の歩数は少なくても、歩いた距離は多くなり、かなり上位に行けちゃうんです!

ウェルネスリンクの順位表示を見てみると、
11月5日時点で、1位の歩いた距離は87.6キロメートルとなっています。
イベントが始まってまだ2日経過ですから、2で割ると、
1位は1日平均43.8キロメートルも歩いた計算になってしまいます。
これはもの凄い距離です。

歩幅を120センチ(1.2メートル)に登録してあると仮定して計算すると、
  43.8キロメートルは43800メートルなので、
  43800÷1.2=36500歩

となり、1日の平均歩数が算出できます。
歩幅が1.2メートルなんて、いったいどれだけの巨人なのか!と言いたいですが、
一日の歩いた歩数としては、まあ現実にあり得るものとなります。(本当に3万6500歩も歩いているのか!という問題は別として。)

しかし、各人が勝手に登録している歩幅を基準に順位を競わせるなんて、???です。


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